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花遊ブログでティータイム
フラワーデザイン、お料理などの創作、出会い、旅行など、写真と文で綴ります。
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花遊(はなゆう)

Author:花遊(はなゆう)
岡山市内在住。人と楽しく関わることが大好き。夢は、古民家再生の工房を作り、そこでお花やクッキングなどをして交流の場を作ること。会社員の傍ら、フラワーデザイナーの資格を持ち教えていましたがお休み中。写真好き。目下、海外旅行と写真撮影にはまっています。

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あるDr.との出会い
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先日、映画「孤高のメス」を観ました。
医師不足、手術ミス・・・諸問題を抱える地方の病院に赴任してきた医師(堤 真一)が、看護師(夏川結衣)や地域に暮らす人々との関わりから、やがて脳死肝移植というタブーに挑んでいくというストーリー。

堤 真一さんの真摯な医師役、余 貴美子さんはじめ、柄本 明さんなど名キャスト揃い。涙を誘います。


16年前、あるDr.との出会いが私にもありました。

ある時、貧血、腰痛、月経過多、下腹部の硬さに不安を覚え受診すると子宮筋腫との診断。
こぶし大の大きさの筋腫がいくつもあり、「筋腫だけとっても子宮がボロボロになって機能を果たさなくなるから、全摘出しかない」と言われました。
体にメスを入れたくない、ましてや全摘出となれば・・・、そのショックは計り知れないものでした。

病院をいくつか受診し、民間療法、漢方療法、ホルモン療法など、その術を頼って遠方の病院も受診しました。
民間療法で自然食や10日間の断食、低周波・高周波治療器具にも手を出し・・・
どれもやってはみるものの、一向に状態は変わらず。

今ならインターネット検索で様々な情報が得られますが、16年前はまだそんな時代じゃなかったのですね。

気持ちも落ち込み、体も不調、何とかしたいのにどうにもならない不安でいっぱいでした。

そんな時、図書館である1冊の本と出会います。
「子宮を残したい10人の選択」
広尾メディカルクリニック 斉藤敏佑Dr.の著書でした。

メスを入れないつもりでしたが、斉藤Dr.のレーザーによる手術なら、最良の選択ができる!
病院に問い合わせ、今まで新聞や雑誌に取り上げられた資料を送ってもらい、家族と話し合い。
保険が適用されず、検査、入院、手術費用は実費となる為、高額の出費ですが、もう心は決まっていました。

開業が東京・広尾の地だったことからのクリニック名ですが、当時、すでに横浜市鶴見区に移転していました。
岡山市内の病院で撮影したMRI画像を貸し出してもらい、クリニックを受診。
海外の名医のもとで技術を学んだという斉藤Dr.の画像診断は素晴らしく細部の状況まで説明して下さいました。
そして「大丈夫。筋腫だけ取り除いて子宮も残せます」この言葉に安堵。
先生にお任せしよう。パッと光がさし込みました。

12月第1週の木曜日に受診し、ラッキーなことに翌週の月曜日にオペができるとの事で、その場で決断。

月曜に2~3人のオペをし、土曜日には退院というサイクルです。
現在では、よほど緊急を要さない限り、1年は待たないといけないという状況らしいです。

オペは半身麻酔、下腹部を横に5~6㎝程度開腹、出血も140cc程度で輸血もなしで済みました。
なんと摘出物は約500gもあり、こぶし大のもの3~4個はじめ、米粒大のポリープまで大小全てを取り除いて貰いました。

民間療法などではとても消滅できる代物ではない、
病気と向き合う恐れから、自分の都合のいいように考えて自己判断する怖さ。
この塊をみて実感しました。

機能も元に戻り、体調不安も一掃です。

わたしの場合、自分の体から筋腫というコブを除去することで解決することでした。
移植を待つ方や難病の方を思うと、少しでもお役にたてばと術後、貧血から脱した濃い比重の血液で、400mlの献血を続けています。

映画の感想から自分の体験談になりましたが、子宮筋腫は女性の4人に1人の割合で持っていると言われていますから、私の様に回り道を経験する前に、選択肢で悩んでいる方の一助になればいいなと思います。

持って生れてきた臓器で、要らないものは一つもないのですから。
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